MacBook AirとMacBook Pro、どちらを選ぶべきか?

目次

はじめに(この記事でわかること)

※本記事は、Webブラウジング中心でMacBook Airを使っていた筆者が、
個人事業主としてアプリ開発・生成AIを使い始めた結果、
MacBook Proへの買い替えを判断するまでの実体験をもとにまとめています。

MacBook Air と MacBook Pro のどちらを選ぶべきかは、スペック表だけを見て決められるものではありません。使い方や立場が変われば、同じPCでも評価は大きく変わります。

この記事では、Webブラウジング中心だった使い方から、アプリ開発や生成AIを日常的に使うようになった過程で、MacBook Air(M2 / メモリ8GB)にどんな変化が起きたのかを、実体験ベースで整理しています。

具体的には、次のような点について書いています。

  • MacBook Air と MacBook Pro で迷ったときに、最初に考えるべき視点
  • 使い方の変化によって、これまで問題なかったPCに違和感を覚え始めた経緯
  • メモリ不足に気づいた具体的なきっかけと、その判断プロセス
  • 「スペック」ではなく「使い方」で考える機種選びの考え方

MacBook Air と MacBook Pro、迷う人が最初に考えるべきこと

購入当時は「MacBook Airで十分」だった

MacBookを選ぶとき、多くの人がまず悩むのが「Airで足りるのか、それともProにすべきか」という点だと思います。自分自身も、最初にMacBook Air(M2)を選んだときは、Webブラウジングを中心に使う想定でした。

当時はアプリ開発や生成AIを日常的に使っていたわけではなく、実際に使ってみても不便を感じることはほとんどありませんでした。そのため、CPUやメモリは最小構成にし、代わりに写真管理やiPhoneのバックアップを想定してストレージ容量を重視する、という選び方をしています。

今振り返っても、その判断は間違っていなかったと思います。少なくとも、その時点の使い方に対しては、MacBook Airで十分すぎるほどでした。

問題はスペックではなく「前提が変わること」

ただ、MacBook AirとMacBook Proで迷うときに見落としがちなのが、「これから先も、その使い方が続くかどうか」という視点です。

自分の場合、個人事業主として活動を始めたことで、作業内容が大きく変わりました。アプリ開発を行い、Dockerを使い、生成AIと長時間やり取りする。そうした使い方は、MacBook Airを購入した当時には想定していなかったものです。

ここで重要なのは、「Airのスペックが低い」とか「Proでないとダメ」という話ではありません。使い方の前提が変われば、同じPCでも評価が変わる、という点です。

この先の記事では、自分の使い方がどう変わり、その結果どこに限界を感じたのかを、できるだけ具体的に書いていきます。MacBook AirとMacBook Proで迷っている方が、自分自身の前提条件を見直すヒントになれば幸いです。

実際に MacBook Air(M2 / メモリ8GB)で起きたこと

一番ストレスを感じたのは生成AIとの長いやり取り

MacBook Air(M2 / メモリ8GB)を使い続ける中で、少しずつ違和感を覚えるようになったのが、ブラウザ上で生成AIと長くやり取りをする場面でした。

ChatGPTやGeminiと壁打ちするような使い方では、やり取りが進むにつれて文脈がどんどん長くなります。短い質問と回答を繰り返す分には特に問題はありませんでしたが、ある程度深い議論になってくると、返答までの時間が気になることが増えてきました。

考えながら次の質問を組み立てたい場面で待ちが入ると、一度思考が途切れてしまいます。その一瞬一瞬は小さなものですが、積み重なると「今日は全体的に作業が重いな」という感覚につながっていきました。

アクティビティモニタで見えたメモリ不足の実態

体感だけで判断するのは避けたくて、原因を確認するためにアクティビティモニタを確認しました。そこで見えてきたのは、CPUではなくメモリがかなり逼迫している状態でした。

当時の利用状況は、だいたい次のような構成です。

  • Dockerコンテナ:3つ(MySQLを含む)
  • ブラウザ:Chrome / Safari 合わせて約20タブ
  • 起動中の主なアプリ
    • Docker
    • Chrome / Safari
    • メモアプリ
    • ターミナル(8ウインドウ程度)

この状態でアクティビティモニタを見ると、使用済みメモリに加えてスワップ領域も大きく使われており、単純に合算すると約21GB相当のメモリを消費している状況でした。

自分としては「そこまで重い使い方をしているつもりはない」という感覚だったので、数値としてここまで出てきたのは正直少し意外でした。同時に、メモリ8GBでは余裕がない状態だったことも、ここで腹落ちしました。

問題は“致命的な遅さ”ではなく、少しずつ積み重なる待ち

ここで補足しておきたいのは、MacBook Airが急に使い物にならなくなった、という話ではない点です。フリーズすることもなく、発熱や音といった分かりやすいトラブルが出ていたわけでもありません。

ただ、作業をしていると1日に何度か、「あ、少し待つな」と感じる瞬間がありました。生成AIの返答を待っている時間だったり、アプリを切り替えたときの一瞬の間だったり。1回1回は大したことがなくても、5分、10分といった待ちが何度も重なると、だんだん集中力が削られていきます。

正直なところ、その遅さのすべてがメモリ不足の影響だったのかは分かりません。それでも、リソースが常にギリギリの状態で作業している、という感覚が続くこと自体が、作業効率や気持ちの面で負担になっていたのは確かです。

私の MacBook の使い方は重いのか?客観的に整理する

個人開発としては現実的だが軽くはない構成

ここまで読んで、「それはさすがに重い使い方なのでは」と感じた方もいるかもしれません。

ただ、自分の感覚としては、業務レベルの大規模な開発をしているわけではなく、あくまで個人開発の範囲です。Dockerで複数コンテナを立ち上げ、データベース(MySQL)を含めた開発環境を常時起動し、ブラウザでフロントエンドを確認しながら作業する。そこに生成AIとのやり取りが加わる、という形です。

特別なことをしているつもりはありませんが、「軽い作業」と言えるかというと、正直そうでもありません。開発・ブラウザ・生成AI・ターミナルを同時に使う状態が、ほぼ常態化していました。

複数アカウント切り替えという見落とされがちな要素

もうひとつ、あまり意識されにくい要素として、macOSの複数アカウント運用があります。

このMacBookでは、家族用と自分用の2つのアカウントを使い分けていました。普段は家族用アカウントでログインした状態にしておき、作業するときだけ自分のアカウントに切り替える、という使い方です。

家族の利用は主にWebブラウジングですが、ブラウザのタブを複数開いたままにしたり、YouTubeなどの動画サイトを開きっぱなしにしたりすることが多く、思っている以上にメモリを使っている場面がありました。

アカウント切り替え自体が遅いと感じることはほとんどありませんでしたが、常にどちらかのアカウントでブラウザやアプリが動いている状態になります。その分、メモリ使用量が積み重なっていた可能性は高いと感じています。

ボトルネックはCPUではなく「メモリ」だった

CPU性能に不満はなかった

MacBook Air(M2)を使っていて、CPU性能そのものに不満を感じたことはほとんどありませんでした。ビルドが極端に遅い、処理が詰まる、といった場面は記憶にありません。

アクティビティモニタでCPU使用率を細かく追っていたわけではありませんが、体感としてはかなり余裕がある印象でした。少なくとも「CPUが原因で遅い」と感じる状況ではなかったと思います。

この点は、Apple SiliconのCPU性能が高いことを考えると、自然な結果だったとも言えます。

スワップ常態化が作業効率を下げていた

一方で、明らかに無理をしていたのがメモリでした。アクティビティモニタを見ると、メモリ使用量が常に高止まりし、スワップ領域を使う状態が当たり前になっていました。

スワップを使っているからといって、すぐに何かが破綻するわけではありません。ただ、ディスクとの読み書きが頻繁に発生する状態になるため、操作に対する反応がワンテンポ遅れる感覚が出てきます。

正直なところ、その遅さを「致命的」と感じるほどではありませんでした。それでも、アプリの切り替えや生成AIとのやり取りといった、日常的に何度も行う操作で引っかかりを感じるようになると、少しずつストレスが蓄積していきます。

今振り返ると、CPU性能にはまだ余裕があるのに、メモリだけが先に限界に近づいていた、という状態だったのだと思います。

「買い替えの決断」ができた瞬間

もっさりした瞬間に気づいた本音

個人事業主として活動を始めたタイミングで、実は一度「PCを新しくしたいな」と思ったことがありました。ただ、その時点ではMacBook Air(M2)で大きく困っていたわけではなく、「まだ使えるしな」と自分を納得させて、そのまま使い続けていました。

そんな中で、作業中に感じるもっさり感が徐々に無視できなくなってきました。生成AIとのやり取りが重く感じたり、アプリの切り替えで一呼吸置くような感覚があったり。決定的なトラブルが起きたわけではありませんが、「あ、これは限界に近づいているな」と感じる瞬間がありました。

アクティビティモニタでメモリ使用量やスワップの状況を確認し、リソースが足りていないことが分かったとき、正直なところ少しホッとした自分がいました。PCを買い替えるための理由が、ようやくはっきりしたからです。

メモリ16GBだったらどうしていたか

ここで一度、「もしメモリが16GBだったらどうしていただろう」と考えてみました。

おそらく、ブラウザのタブ数を減らしたり、同時に起動するアプリを意識的に制限したりと、工夫しながら使い続けていたと思います。実際、それで大きな問題は起きなかったかもしれません。

ただ、その工夫自体が少なからずストレスになっていたはずです。今は、リソースの使用量をあまり気にせず、「やりたいことをそのままやれる」状態になっています。その快適さを一度体感してしまうと、以前の環境に戻るのは正直つらいと感じます。

結果的に、今回は「何とか使えるかどうか」ではなく、「気持ちよく使い続けられるかどうか」を基準に、次のPCを選ぶことにしました。

こういう人は MacBook Pro を検討した方がいい

MacBook Air で十分な人

ここまで読んで、「それでも自分はMacBook Airで問題なさそう」と感じた方も多いと思います。それは決して間違いではありません。

例えば、次のような使い方が中心であれば、MacBook Airは今でも非常にバランスの良い選択肢です。

  • Webブラウジングや資料作成が中心
  • 生成AIを使うことはあるが、短いやり取りがほとんど
  • 開発作業はしない、もしくはごく軽い内容にとどまっている
  • 同時に多くのアプリを立ち上げることは少ない

このような使い方であれば、MacBook Airの軽さや静かさ、取り回しの良さは大きなメリットになります。無理に上位モデルを選ぶ必要はありません。

MacBook Pro を検討すべき人

一方で、次のような条件に心当たりがある場合は、MacBook Proを一度検討してみてもよいと思います。

  • アプリ開発を行っており、Dockerなどで複数のコンテナを常時起動している
  • 生成AIと長時間・長文でやり取りすることが多い
  • ブラウザのタブやアプリを同時に多く開く使い方が定着している
  • 多少重くなっても、作業の快適さや余裕を優先したい

自分自身を振り返ると、「これらにいくつか当てはまるようになったタイミング」が、MacBook Airからの買い替えを真剣に考え始めた時期でした。

重要なのは、MacBook Proを選ぶこと自体ではなく、自分の使い方がどちらの前提に近いかを冷静に見極めることだと思います。スペック表だけを見るのではなく、日々の作業を思い返して判断することが、後悔しない選択につながります。

スペックを満たすと、次に悩むのは「価格」

Proは新品だと一気に高くなる

MacBook Proを候補に入れ、必要なメモリ容量を満たす構成で見ていくと、どうしても価格が気になってきます。スペック的には納得できても、金額を見ると一段階ハードルが上がる、という感覚は正直ありました。

特に、メモリを増やした構成では、気づくと30万円前後が視野に入ってきます。仕事道具として必要な投資だと頭では分かっていても、「本当にこの金額を出すべきか」は一度立ち止まって考えるポイントでした。

実際に選んだ選択肢(詳細は別記事で)

そんな中で考えたのが、「新品にこだわる必要はあるのか」という点です。過去にAppleの認定整備済製品を購入した経験があり、その品質についてはある程度の安心感を持っていました。

価格とスペックのバランスを考えた結果、今回は認定整備済製品という選択肢を取り入れることにしました。結果的に、必要なスペックを満たしつつ、コスト面の納得感も得られたと感じています。

認定整備済製品については、メリットだけでなく注意点もあります。このあたりの話は長くなるので、実際に購入した体験とあわせて、次の記事で詳しく書く予定です。(記事を書きました)

整備品製品については以下の記事を参照ください!

まとめ

MacBook AirとMacBook Proのどちらを選ぶべきかは、スペック表だけを見て決められるものではありません。大切なのは、「自分がどんな使い方をしているか」「これからどんな使い方になりそうか」を一度立ち止まって考えることだと思います。

自分の場合、Webブラウジング中心だった頃はMacBook Airで何の不満もありませんでした。しかし、個人事業主としてアプリ開発や生成AIを日常的に使うようになり、使い方の前提が変わったことで、メモリ不足という形で限界が見えてきました。

今回の買い替えは、「性能が足りないから仕方なく」というよりも、「気持ちよく作業を続けたい」という理由が一番大きかったように思います。何とか工夫すれば使えるかどうかではなく、ストレスを感じずに使い続けられるかどうか。その基準で考えると、自然と次の選択肢が見えてきました。

この記事が、MacBook AirとMacBook Proで迷っている方にとって、自分の使い方を見直すきっかけになれば幸いです。

なお、次の記事では、実際に選んだMacBook Proと認定整備済製品について、価格や注意点も含めて詳しく書く予定です。購入を具体的に検討している方は、あわせて参考にしてみてください。

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